Nature ハイライト
分子生物学:複製終了した複合体の除去
Nature 600, 7890
複製終了後にDNAからレプリソームを除去する装置は、活発に伸長中のレプリソームを取り除いてしまわないようにする必要がある。J Yeelesたちは今回、いくつかのレプリソームの構造決定を行い、真核生物で保存されたこの装置についての手掛かりを得ている。彼らは、E3ユビキチンリガーゼ内のあるドメインが、複製が終了して複製フォークが存在しなくなったときにだけ、CMG複合体と相互作用することを見いだした。この結果、CMGはユビキチン化されて、DNAから取り除かれることになる。
2021年12月23日号の Nature ハイライト
量子物理学:量子物理学における複素数の役割
原子物理学:原子同士の相互作用の仕方を再考する
フォトニクス:集積フォトニクスを用いた自由電子の波動関数の整形
材料科学:孤立しても「デッド」にならない
遺伝学:多様な祖先系集団の160万人以上における血中脂質レベルに関連する遺伝的座位
細胞生物学:硬さの勾配
社会学:調査は量より質
医学研究:腸のマイクロバイオームによって禁煙と体重増加が結び付けられた
細胞生物学:新規ホルモンFABP4は代謝性疾患において脂肪と膵臓のクロストークを仲介する
医学研究:胃がんに対する免疫療法の併用
分子生物学:複製終了した複合体の除去