Nature ハイライト

分子生物学:複製終了した複合体の除去

Nature 600, 7890

複製終了後にDNAからレプリソームを除去する装置は、活発に伸長中のレプリソームを取り除いてしまわないようにする必要がある。J Yeelesたちは今回、いくつかのレプリソームの構造決定を行い、真核生物で保存されたこの装置についての手掛かりを得ている。彼らは、E3ユビキチンリガーゼ内のあるドメインが、複製が終了して複製フォークが存在しなくなったときにだけ、CMG複合体と相互作用することを見いだした。この結果、CMGはユビキチン化されて、DNAから取り除かれることになる。

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