Nature ハイライト

研究環境：研究最前線からの2つのニュース

2006年8月24日 Nature 442, 7105

科学界での女性研究者の待遇に関する議論をさらにはっきりさせるいくつかの事実や数字を挙げてみよう。英国で35歳未満の有望な生化学者に毎年授与される「コルワース・メダル」の受賞者44名のうち、女性はわずか1名だけである。また、英国生化学会年会の基調講演27本のうち、女性が行ったのは1本だけだった。しかし一方、大西洋の向こう側ではいくつかの進歩があった。米国立衛生研究所は、同研究所の「パイオニア賞」に女性が応募しやすいように規約を大きく変更した。この問題はNature news blog上で今もなお大きな話題となっている（http://tinyurl.com/kacrg参照）。