Nature ハイライト

発生:ついに見つかった血管芽細胞

Nature 443, 7109

血管芽細胞とは、血液細胞と内皮細胞のどちらにも分化できる能力をもつ前駆細胞であり、およそ100年前からその存在が予想されていたが、しっかりした証拠はなかった。今回、Vogeliたちは生体内にこうした細胞が存在する証拠を報告している。彼らは、ゼブラフィッシュの胚で単一細胞の系列を追う高解像度の発生解析により、ゼブラフィッシュの初期胚に血管芽細胞が実際に存在していることを示し、これらの細胞集団の構造や機能に関する新たな情報も明らかにしている。

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