Nature ハイライト

遺伝:メダカゲノムの概要塩基配列

Nature 447, 7145

メダカ(Oryzias latipes)は日本では一般家庭で飼われてきた魚だが、最近では、発生遺伝学や進化生物学の実験モデル生物にもなっている。今回、日本の大規模なコンソーシアムによって、メダカのゲノム塩基配列が解読され、解析された。脊椎動物の種分化の遺伝的基盤を解明するための新しいモデル系であるシクリッドやトゲウオは、進化的にはゼブラフィッシュよりもメダカに近縁であり、そのため、メダカのゲノム塩基配列からは脊椎動物の4億年のゲノム進化についての貴重な手掛かりが得られると考えられる。

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