Nature ハイライト 海洋学:海洋の酸素生産 2008年1月17日 Nature 451, 7176 亜熱帯海洋の上層水が酸素の正味の生産を行っているのか、それとも正味の消費をしているのかという問題については、過去10年間にわたり大きな論争が繰り広げられてきた。S RiserとK Johnsonは、プロファイリングフロートに搭載した酸素センサーを用いて、南北太平洋の亜熱帯循環中のいくつかの観測点で、3年間にわたって酸素生産の収支を調べた。これらの測定結果から、海洋上層では1年を通じて酸素の正味の生産が行われている証拠が得られた。これらの知見は、外洋と海洋・大気結合系における生物地球化学的過程の解明に重要である。 2008年1月17日号の Nature ハイライト 聴覚:聴いて覚える 物性:非線形ファノ効果 化学:進展するウランの化学 ナノテクノロジー:DNAで前進する 海洋学:海洋の酸素生産 医学:慢性疼痛治療の新たな標的 目次へ戻る