Nature ハイライト

免疫:低酸素状態と自然免疫の古くからの結びつき

Nature 453, 7196

いくつかの証拠から、進化的に古い2つの細胞防御機構である自然免疫と低酸素応答の間にはつながりがありそうだと考えられている。今回、単一のタンパク質が両方の応答に不可欠であることがわかり、この結びつきが実証された。低酸素状態に対する細胞応答は、低酸素濃度によって引き起こされ、低酸素誘導性因子-1α(HIF-1α)によって制御される。新しい研究で、自然免疫応答の主要な調節因子である転写因子NF-κBが、このHIF-1αの転写を調節していることが示されたのである。

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