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Nature ハイライト

宇宙：新しい種類の超新星

Nature 474, 7352

知られているすべての超新星からの放射は、流出している放出物質中に蓄積された内部エネルギーを起源としている。こういうエネルギーは、1つ以上の新しく合成された元素の放射性壊変過程や、爆発衝撃波によって超巨星の外層内の蓄えられた熱、あるいはゆっくり移動する水素に富んだ星周物質とデブリとの相互作用によって蓄積される。R M Quimbyたちは、これらのどの過程でも説明できない性質を持つ明るい超新星種の観測について報告している。この超新星群は、どのIa型超新星と比べても10倍程度明るく、相当量の紫外線フラックスを長期間放射する。これらの星は、赤方偏移z > 4に至るところまで観測することができる。こうした長寿命の事象は周辺を明るく照らし出すので、高解像度の分光学での遠方の星形成領域や原始銀河の探査を可能にするかもしれない。

2011年6月23日号の Nature ハイライト

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