Nature ハイライト

医学：合理的に設計されたワクチンに向かって

2011年5月26日 Nature 473, 7348

2015年までにHIV/AIDSとマラリア、結核の蔓延を抑え、縮小に転じようという国連の計画には、ワクチンについての言及がない。それは、どの病気についても、2015年までにはワクチンが使えるようにならないだろうという単純な理由からだ。今週号のPerspectiveでは、R RappuoliとA Aderemが、最近の進歩によって、今後の10年間でこれらの病気に対してワクチンが使えるようになるだろうと論じている。彼らは2020年に予想される状況について概説し、合理的に設計されたワクチンによって、感染症の制御は期待されるような進歩を続けるだろうと考えている。