Nature ハイライト
遺伝:爬虫類のゲノム塩基配列を初解読
Nature 477, 7366
非鳥類型爬虫類のゲノム塩基配列が初めて解読された。対象となったのは、北米に生息するトカゲのグリーンアノール(Anolis carolinensis)である。このアノールトカゲは、適応放散や収斂進化を研究するための新しいモデルとなっている。そのゲノムには、これまで知られていなかったX染色体が含まれており、これには既知の有羊膜類の性染色体との相同性は見られない。また、鳥類と起源が共通のマイクロ染色体も存在するが、鳥類にあるような意外な特徴はこれらの染色体には見られない。
2011年9月29日号の Nature ハイライト
細胞:ダイナミンの構造と機能
宇宙:一般相対性理論を宇宙論的規模で検証する
宇宙:矮ケフェイドで見つかった星震
量子情報科学:固体量子レジスター
気候:植物の生産性のエルニーニョが原因の変動
遺伝:爬虫類のゲノム塩基配列を初解読
細胞:自然免疫における病原体特異性
生理:SUMO1の量と心不全とのつながり
発生:Tet3による卵母細胞の再プログラム化