Nature ハイライト

神経:網膜ネットワークの作り方

Nature 483, 7390

網膜などの神経組織では、ニューロン間の相互作用は規則正しいパターンのニューロン配置によって促進される。今回、発生期にこうしたパターンがどのようにして生じるかという問題に取り組んだ研究結果が報告された。マウスの網膜では、各サブタイプのニューロンがモザイクと呼ばれる並び方をしているが、Kayたちは、網膜のスターバーストアマクリン細胞と水平細胞によるモザイク形成に、互いに近縁な膜貫通タンパク質であるMEGF10とMEGF11が必要なことを明らかにしている。これらのタンパク質は線虫のCED-1やショウジョウバエのDraperと近縁で、これまではCED-1やDraperと同様、MEGF10およびMEGF11も主に細胞貪食のための受容体として研究されていた。

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