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化石:恐竜を餌食にした、たくましい哺乳類

Nature 433, 7022

中国の化石ハンターたちが、大型犬に近い大きさの1億3,000万年前の哺乳類の新種を見つけた。このRepenomamus giganticusは恐竜の子どもを獲物にするほど体が大きく、中生代の哺乳類はどれもみな体が小さめだったとする通説はこの発見で大きく揺らぐことになる。 報告したY Huたちによると、R. giganticusの体長は1メートルを超え、頭骨もごく近縁のR. robustusの50%増しの大きさである。この化石は、近年多数の恐竜化石が見つかっている中国北部の遼寧省で出土した。 Repenomamus属に属する仲間はおそらく肉食だった、とHuたちは考えている。近くで見つかったR. robustusの化石には、胃の内容物に恐竜であるプシッタコサウルスの子どもの骨が含まれていたのだ。Huたちによると、当時のこれらの哺乳類の餌は多種多様で、肉だけでなく植物も食べていたと思われ、その歯や顎はおそらく生きた獲物を捕食するのに十分なほど強かっただろうという。 「これらの最新の知見を踏み台にして新たな疑問や推測が今後次々と浮上してくるに違いない」とA WeilがNews and Viewsで論じている。

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