Nature ハイライト ナノテクノロジー:鏡を使ったコンピューター 2005年4月28日 Nature 434, 7037 技術の進歩により重量級の力をそなえた軽量コンピューターが使えるようになりそうだ。ガラスや軟質プラスチックに「描かれた」小さな電子回路が出現すれば、安価で日常的に使えるデジタル機器の製造が一躍急増するだろう。C Lieberたちは、小さな基板上に高速のナノワイヤー集積回路を常温で構築した。この回路は約10 MHzの発振周波数で作動し、低コストを目指すナノエレクトロニクスに新たに重要なメリットをもたらすだろう。この精巧なナノ回路は、高周波タグやリフレッシュ・レートの高い「ペーパー」ディスプレイなど、広範な応用が期待される。 2005年4月28日号の Nature ハイライト 宇宙:これまでで最も明るいバースト 環境:新たな研究でマグロ資源の減少に歯止め 遺伝:眠らなくても平気なハエ ナノテクノロジー:鏡を使ったコンピューター 地震:30年間の微小地震で地震の特徴が予測できる : 目次へ戻る