Nature ハイライト 材料:固体イオン伝導体 2003年11月27日 Nature 426, 6965 新しいタイプの固体材料は、多孔性の無機構造を有し、高速で移動するイオンが電荷を運ぶ。この報告は、今後のバッテリーや電気化学センサーの設計に役立ちそうだ。固体のイオン伝導体は、ほとんどのバッテリーに使われている液体の電解質に比べ、より安全で漏れのない代替物となる。P Fengたちは、多孔質構造の中に正に帯電した金属イオンを高濃度に含む、一連の硫化物やセレン化物を作った。この材料を電極の間に置くとイオンが周囲を動き回り、室温でも電荷を運ぶ。この特質と材料のかごがさまざまな基材を供給できることから、電気化学センサーや光感応触媒の材料の開発への有用性が立証される。 2003年11月27日号の Nature ハイライト 医学:エクスタシーを冷ます 言語:インド‐ヨーロッパ語の起源 技術:光で細胞を分ける 医学:関節炎原因解明の手がかり 材料:固体イオン伝導体 宇宙:近くにあったカイパーベルト 目次へ戻る