Nature ハイライト
宇宙物理学:観測された高赤方偏移銀河
Nature 522, 7557
P Capakたちは、ビッグバンの約10億年後に当たる赤方偏移5~6に存在する9つの典型的な星形成銀河において、中性ガスに対する支配的な冷却線である158 μmの[C II]輝線と塵の放射のサブミリ波測定の結果を報告している。今回の測定によって、こうした年齢の銀河における塵の量が、その約20億年後の典型的な星形成銀河に見られるものより著しく少なく、近傍の低金属量銀河と同程度であることが見いだされた。
2015年6月25日号の Nature ハイライト
植物科学:植物でのシグナル識別
心血管疾患:心疾患に伴うフルクトース代謝
細胞生物学:APC/Cによるユビキチン化の機構
宇宙物理学:観測された高赤方偏移銀河
惑星科学:海王星質量程度の系外惑星の大気損失
大気科学:大気循環と極端な気温
進化学:性選択が変異荷重を最小化
神経変性:病気抵抗性のヒトプリオンタンパク質
生化学:リボフラビンをさまざまに変化させる