Nature ハイライト
気候変動生態学:温暖化した世界のツンドラでは植物の高さが増加する
Nature 562, 7725
ツンドラは、地球上で温暖化が最も速く進行しているバイオームである。A Bjorkmanたちは今回、約30年分に相当する植生調査データを用いて、世界各地のツンドラにおける気候と植物機能形質との関係を調べた。その結果、夏季の気温と3つの形質との間に強い関係があり、調査期間(1989~2015年)にわたって、温暖化に伴い群集の高さが増加していたことが明らかになった。今回の研究から、炭素の取り込みなど、植物の高さと関連する生態系機能が短期的な気候温暖化に伴って急速に変化することが示唆された。
2018年10月4日号の Nature ハイライト
気候変動生態学:温暖化した世界のツンドラでは植物の高さが増加する
神経免疫学:ナルコレプシーの病因におけるヒポクレチン特異的なCD4およびCD8細胞
医学研究:原発性肝臓がんの発生
生化学:転写因子とヌクレオソームとの多様な相互作用
フォトニクスデバイス:通信帯域において例外点周りを回る
応用光学:ニオブ酸リチウム電気光学変調器を進歩させる
生態学:暖かい春の影響
神経科学:線虫におけるDEETの作用機構
神経科学:ここはどこ?
メカノバイオロジー:灌流と機械的刺激が肝臓でのアンジオクラインシグナル伝達の引き金を引く
微生物学:グラム陽性細菌に見られる独特な細胞外電子伝達