Nature ハイライト
神経科学:ここはどこ?
Nature 562, 7725
動物のナビゲーションには視覚系からの入力が必要なため、位置に関係する信号が視覚野で起こる可能性があると考えるのは当然のことで、実際それを示唆する証拠もある。今回A Saleemたちは、視覚野におけるこうした位置信号の性質を明らかにし、動物の位置が、海馬と一次視覚野で同時に表現され、相関していることを見いだした。従って、ナビゲーションの表現は、これまで感覚刺激を表現するだけと考えられていた脳領域にも広がっているのかもしれない。
2018年10月4日号の Nature ハイライト
気候変動生態学:温暖化した世界のツンドラでは植物の高さが増加する
神経免疫学:ナルコレプシーの病因におけるヒポクレチン特異的なCD4およびCD8細胞
医学研究:原発性肝臓がんの発生
生化学:転写因子とヌクレオソームとの多様な相互作用
フォトニクスデバイス:通信帯域において例外点周りを回る
応用光学:ニオブ酸リチウム電気光学変調器を進歩させる
生態学:暖かい春の影響
神経科学:線虫におけるDEETの作用機構
神経科学:ここはどこ?
メカノバイオロジー:灌流と機械的刺激が肝臓でのアンジオクラインシグナル伝達の引き金を引く
微生物学:グラム陽性細菌に見られる独特な細胞外電子伝達