Nature ハイライト
幹細胞:幹細胞は免疫応答を誘導して心機能を改善する
Nature 577, 7790
複数の心臓傷害モデルにおいて、心臓への成体幹細胞の注入により心機能がわずかに改善することが示されている。J Molkentinたちは今回、この根底にある機構には無菌性の急性免疫応答の誘導が関係していて、凍結融解で殺した細胞や、自然免疫応答の化学的誘導物質の心臓内への注入でも同様の機能改善が達成できることを示している。さらに、誘導されたマクロファージの応答が心臓繊維芽細胞の活性を変化させて、傷害された心臓の機械的特性を高めることが分かった。
2020年1月16日号の Nature ハイライト
ナノテクノロジー:シリコン中のドーパントを用いる機械学習
材料科学:透明な圧電体
材料科学:共晶の格子細工
マラリア:マラリア媒介蚊における殺虫剤抵抗性機構
古生物学:最後のホモ・エレクトス
アルツハイマー病:アルツハイマー病におけるT細胞
幹細胞:幹細胞は免疫応答を誘導して心機能を改善する
免疫学:腸管免疫における胆汁酸の役割
免疫学:体液性免疫の性特異的な調節
がん:変異型KRAS特異的阻害剤への抵抗性を解明する
構造生物学:糖尿病治療標的に結合した小分子