Nature ハイライト
遺伝学:東アジア人集団の糖尿病リスク
Nature 582, 7811
今回、門脇孝(東京大学)たちは、東アジア系の43万3540人のゲノム規模関連研究を行い、2型糖尿病のリスクバリアントについて、新規のものと、ヨーロッパ人集団で見つかっていたものと重複するものの両方を特定した。重複する遺伝子は、東アジア人集団とヨーロッパ人集団で相関する効果量を示し、遺伝的リスクの全体像から、収斂する疾患の生物学的性質についての手掛かりが得られた。
2020年6月11日号の Nature ハイライト
物性物理学:相関グラフェンにおけるねじれ、スピン、バレー
物性物理学:魔法角グラフェンにおける相関相の母状態
地球科学:山岳の高さを制御する巨大逆断層のせん断力
システム生物学:ワクチンに対する感情のオンライン生態系のマッピング
遺伝学:東アジア人集団の糖尿病リスク
神経科学:視床下部を構築する
発生生物学:基底膜のリモデリングは胚発生に必要である
自己免疫:Notch3シグナル伝達は滑膜繊維芽細胞の病原性において極めて重要である
細胞生物学:心臓の肥大と過形成を制御するスイッチ
生物工学:ナノ液滴中で病原体を検出する
分子生物学:トランスポゾンを抑え込む
構造生物学:SARS-CoV-2のプロテアーゼの構造