Nature ハイライト

分子生物学:顕微鏡で見るテロメア伸長

Nature 593, 7859

真核生物の染色体末端は、酵素テロメラーゼの内部にあるRNAをヌクレオチド付加の鋳型として使って伸長される。J Feigonたちは今回、この伸長過程の複数の段階について、クライオ電子顕微鏡構造を解いた。得られた構造からは、伸長機構についての手掛かりに加えて、逆転写酵素TERTがテロメアDNAの所に引き寄せられ、活性化される仕組みが明らかになり、p65が触媒コアの組み立てを助けることが示された。

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