Nature ハイライト
神経科学:脳の世界観
Nature 519, 7542
上丘は進化的に保存された脳構造で、視覚定位行動に重要な役割を持つが、そこで視覚刺激がどのように表現されているかはよく分かっていない。今回E Feinberg と M Meisterは、マウス上丘ニューロンが線分視覚刺激の方位と移動方向に対する選択性によってグループ化されており、その配置は高等哺乳類の視覚野のカラム構造に似ていると報告している。この機能構造は、上丘は視覚世界を刺激の方位について非一様にサンプリングしていることを示唆しており、上丘によって行動応答が仲介されている可能性が考えられる。
2015年3月12日号の Nature ハイライト
実験進化学:大きな細胞集団の進化動態
細胞生物学:Notumタンパク質のカルボキシルエステラーゼ活性
免疫学:細菌による侵入ウイルス認識
宇宙物理学:巨大銀河の星形成率
惑星科学:エンセラダスにおける熱水活動の証拠
量子物理学:極低温における反強磁性秩序
進化学:胚葉の年代記
ゲノミクス:発達障害に関連する遺伝子
神経科学:脳の世界観
医学:自然リンパ球はエネルギー消費を増やして脂肪を減らす