Nature ハイライト
ウイルス学:A型インフルエンザウイルスのポリメラーゼの高分解能構造
Nature 573, 7773
インフルエンザウイルスは一本鎖RNAゲノムを持ち、そのゲノムはウイルスRNA依存性RNAポリメラーゼによって複製される。E Fodorたちは今回、ヒトおよび鳥のA型インフルエンザウイルス(ヒトH3N2型インフルエンザウイルスおよび高病原性鳥H5N1型インフルエンザウイルス)のRNAポリメラーゼの高分解能構造を初めて示している。これらの構造から、このポリメラーゼではヘテロ三量体構造が二量体化していることが明らかになり、ポリメラーゼの二量体界面に結合できるナノボディが示された。
2019年9月12日号の Nature ハイライト
材料科学:アーキテクテッド・マテリアルの新しい方向
古人類学:新たに発見された380万年前の頭蓋が明らかにするアウストラロピテクス属の起源
構造生物学:触覚が生じる仕組み
構造生物学:PIEZOが力に応答する仕組み
天文学:銀河系中心で噴き出すバブル
ナノスケール材料:ナノスケールでのグラフェンの振動のマッピング
化学:偏った決定
社会科学:オンライン憎悪の復元力
発生生物学:ビタミンCはマウスの繁殖力を高める
ウイルス学:A型インフルエンザウイルスのポリメラーゼの高分解能構造
構造生物学:哺乳類ミトコンドリアに含まれるプロトン輸送性トランスヒドロゲナーゼの構造と作用機構