Nature ハイライト
気候科学:海洋の温暖化による熱帯の気象変動の主要なパターンの変化
Nature 575, 7784
赤道域における雲のパターンは、マッデン–ジュリアン振動(MJO)と呼ばれる、明確な季節内変動を示す。そして、このMJOが、気象変動の他の多くの側面に著しい影響を及ぼしている。今回M Roxyたちは、1980年代以降、MJOの滞在時間がインド洋では3〜4日減少し、インド-太平洋海域では5〜6日増加していたことを示している。こうした変化は相殺しているので、MJOの全体的な滞在時間はほとんど変化していない。著者たちは、MJOの変化とインド-西太平洋暖水域の拡大を関連付けている。
2019年11月28日号の Nature ハイライト
ナノテクノロジー:量子ドットLEDの解毒
電気化学:二酸化炭素をメタノールに変換する安定かつ高活性の分子電解触媒
化学合成:イチョウの代謝物の合成
気候科学:海洋の温暖化による熱帯の気象変動の主要なパターンの変化
遺伝学:Y染色体喪失のモザイク
進化学:走化性による細菌の導かれた分布拡大
進化学:分布拡大の進化的最適化
微生物学:細菌の(p)ppApp合成を介した中毒
免疫学:細胞死経路間のクロストーク
がん:新たなフェロトーシス抑制因子
がん遺伝学:がんにおける染色体外DNA