Nature ハイライト
古生物学:恐竜の卵は最初は軟らかかった
Nature 583, 7816
これまでに調べられた恐竜の卵は全て、現在のワニ類や鳥類と同様に硬い殻を有していた。しかし、翼竜や他の一部の爬虫類では、卵殻が軟らかかったことが分かっている。今回M Norellたちは、モンゴルで発見されたプロトケラトプス(Protoceratops)とアルゼンチンで発見されたムスサウルス(Mussaurus)という、地理的にも系統発生学的にも大きく異なる2種類の恐竜の卵について調べ、それらの殻が共に軟らかかったことを示している。これによって、恐竜の硬い殻の卵は少なくとも3回にわたって別々に進化したことが示唆された。
2020年7月16日号の Nature ハイライト
物性物理学:相関グラフェンにおける相の競合
物性物理学:金属性グラフェンの超伝導
触媒:Ni担持触媒上における窒素空孔を用いる高効率のアンモニア合成
超分子化学:分子集合体の鎖をつなぐ
古生物学:恐竜の卵は最初は軟らかかった
古生物学:南極で見つかった白亜紀の巨大な卵
神経科学:脳に侵入するタンパク質を可視化する
コロナウイルス:COVID-19の重症度に影響を及ぼす宿主とウイルスのパターン
微生物学:腸における微生物相を介した交感神経系の調節
免疫学:自己免疫のリスク座位はTreg細胞特異的なエンハンサー機能と関連する