Nature ハイライト

発生生物学:眼で起こる細胞小器官分解を見る

Nature 592, 7855

眼の水晶体では、繊維細胞の分化の最終段階で、膜に囲まれた細胞小器官が全て分解される。水晶体の最も望ましい透明性と屈折機能はこの分解によって確保されるが、水島昇(東京大学)たちは以前に、この分解にオートファジーが関わっていないことを明らかにしている。彼らは今回、ゼブラフィッシュとマウスにおいて、この過程にはサイトゾルのホスホリパーゼが働いていて、これが水晶体中の細胞小器官の膜を破裂させることを明らかにした。

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