Nature ハイライト
工学:膨張式の折り紙シェルター
Nature 592, 7855
今回K Bertoldiたちは、平坦形状のフラットパックから三次元形状へと膨らませることができ、しかも双安定な、すなわち加圧しなくても形状が維持されるような構造を作製している。この構造は、過程を逆にする(真空ポンプで減圧する)と、再度フラットパックに戻すことができる。著者たちは、アーチ構造や、シェルターとして使えるほど十分に大きな空洞構造において、これを実証している。彼らは、日本の折り紙から着想を得て、折り畳み可能な双安定形状のライブラリーを作り、それらの形状を組み合わせてメートルスケールに達する機能性構造体を構築した。
2021年4月22日号の Nature ハイライト
工学:膨張式の折り紙シェルター
ナノスケール材料:自己生分解性ポリエステル
気候科学:公平性を含めた場合のメタンの社会的コストの国家間の大きな相違
生態学:侵略的外来種のコストを算出する
古生物学:穴掘り動物を発掘する
微生物学:CRISPRを介した変異誘発
コロナウイルス:モデルナ社製とファイザー社製のSARS-CoV-2 mRNAワクチンによって誘導される抗体応答の解析
ワクチン:ナノ粒子インフルエンザワクチンに対する広範な交差反応性抗体応答の誘導
がん:AIを用いて臨床試験の適格性に取り組む
発生生物学:眼で起こる細胞小器官分解を見る