Nature ハイライト
計算生物学:新規タンパク質の設計はまず骨格を決めてから
Nature 602, 7897
今回、タンパク質の骨格のエネルギー関数を決定してから、それに基づいて全く新しい構造やトポロジーを持つタンパク質を設計する方法が開発された。この方法はニューラルネットワーク型のエネルギー項を用いる統計モデルを使っていて、正確に骨格を設計した9個の全く新規なタンパク質が実際に作られ、それらの結晶構造が報告された。
2022年2月17日号の Nature ハイライト
材料科学:内蔵されたエネルギー源
量子物理学:核スピンを用いたレジスター
プラズマ物理学:深層強化学習によるトカマクの設計
計測学:多重化光格子時計の実現
物性物理学:異常金属散乱のスケーリング
材料科学:高強度アルミニウム合金の捕捉水素の解析
環境科学:夜間の温暖化が地球規模の火事を強める
進化神経科学:コウモリ類の内耳構造
植物科学:成長損失を伴わないうどんこ病抵抗性
神経科学:海馬場所細胞の視覚選択性
神経科学:喉の渇きが癒される仕組み
ウイルス学:アルファウイルスはリポタンパク質受容体を使って感染する
免疫学:白血病寛解後の長期持続CAR T細胞の特徴
がん遺伝学:がんに見られるクラスター形成変異とAPOBEC3の役割
細胞生物学:多形性グリオブラストーマでの変異はEGF受容体の二量体化に影響する
計算生物学:新規タンパク質の設計はまず骨格を決めてから
構造生物学:シナプス外に存在するαβ GABAA受容体の構造