Nature ハイライト

科学史:反射の理由

Nature 443, 7107

アルフレッド・ラッセル・ウォレスは、進化論の研究ではチャールズ・ダーウィンに続く位置を占めている。しかし、科学的考想に対する彼の功績は、ダーウィンの業績に対する補足的役割だけというよりもずっと価値が高いことを示す証拠が増えつつある。ウォレスがわずか20歳のころに書いた未発表の論文は、彼の思考の大胆さを示すさらなる証である。当時の先駆的写真家であったウィリアム・ヘンリー・フォックス・タルボットに送られたこの論文は、平面レンズや曲面レンズの製作に水銀を利用することを提案している。

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