Nature ハイライト

細胞:抗老化ホルモン

Nature 444, 7120

クロトー遺伝子が最初に見つかったのは、ヒトの老化に似た症状を示す系統のマウスで認められる変異としてであり、クロトー遺伝子の過剰発現によりマウスの寿命が長くなる。今回、クロトーの作用機構と考えられるものが、明らかにされた。クロトーは、さまざまな繊維芽細胞増殖因子に対する受容体であり、局所レベルで作用するFGFR1(IIIc)を、腎機能を調節する骨由来のホルモンFGF23に対する特異的な受容体へと転換するのである。

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