Nature ハイライト

物理:1/4の電荷でうまくいく

Nature 452, 7189

量子コンピューターは「キュービット」(あるいは量子ビット)を使う。キュービットは、同時に「0」と「1」の両方であることを意味する量子状態をとりうる。しかし通常、電子あるいは光子などの単一粒子が使われる従来型のキュービットの設計では、こうした量子状態は擾乱を受けやすく、容易に失われてしまう。これに代わると考えられている別の候補がトポロジカルキュービットで、これは2次元準粒子からできた一連の「組みひも」として情報を保持する。トポロジカル量子コンピューターを仮説段階から原理証明の段階へと転換するような「e/4」準粒子の存在を示す確かな証拠が発表され、この新しい形の計算方式が一歩近づいた。

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