Nature ハイライト

発生:力を合わせてRNAiを制御

Nature 455, 7212

外来性二本鎖RNA(dsRNA)に対する応答が増強するような変異を探して線虫(C. elegans)のスクリーニングが行われ、予想外の発見があった。2つの転写産物がトランススプライシングによって、dsRNA中間体を介して1つのRNA干渉遺伝子に組み立てられることがわかったのである。こうして生じた中間体の産物はERI-6/7というヘリカーゼで、外来性と内在性のRNAiに対する負の制御因子として機能する。これは後生動物におけるトランススプライシングの極めてまれな例の1つであり、RNAi因子のこうした制御を示す最初の例として興味がもたれる。

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