Nature ハイライト

物性:極薄い界面に生じる超伝導

Nature 455, 7214

高温界面超伝導は、2つの非超伝導性材料に挟まれたナノメートルサイズの界面に超伝導を閉じ込めるもので、ずっと以前から探索されてきた。理論では、40年前からこの現象の存在が推測されてきたが、界面の完全性と材料パラメータに関する要求が厳しいため、実現は困難であった。今回Gozarたちは、絶縁体(La2CuO4)と金属(La1.55Sr0.45CuO4)という2つの非超伝導性銅酸化物の間で界面超伝導を見いだしたことを報告している。二重層の臨界温度(Tc)は、積層順序に応じて約15 Kまたは30 Kとなる。

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