Nature ハイライト 考古:初期の音楽活動 2009年8月6日 Nature 460, 7256 今週号に掲載されている、ドイツ南西部のホーレフェルス洞窟で発見された鳥骨製の5穴の笛についての論文によれば、ヨーロッパに最も早くに住み着いた現生人類は、既に高度な音楽的伝統をもっていたらしい。この笛は、約3万5,000年前のものである。年代が同じくらいの笛はほかにも知られているが、これほど洗練されて完成度の高いものはない。この笛は、同じ研究グループが最近発見したマンモスの牙で作られた女性小立像(Nature 459, 248-252; 2009)のすぐそばで見つかった。 2009年8月6日号の Nature ハイライト 宇宙:決着のつかない宇宙線の起源 細胞:筋肉細胞の運命と可塑性 宇宙:もっと小さかった大質量銀河 宇宙:火星でのメタン生成の謎 環境:先カンブリア時代の緑化 考古:初期の音楽活動 人口統計学:世界人口の動向 医学:統合失調症のリスク因子 目次へ戻る