Nature ハイライト 生化学:AcrB薬剤トランスポーターの2つの部位 2011年12月22日 Nature 480, 7378 細菌の多剤排出トランスポーターであるAcrBの、いろいろな抗生物質と結合した状態での結晶構造が決定された。リファンピシンとエリスロマイシンは、これまで見つかっていなかった結合ポケットに結合していた。これらの高分子量薬剤は、まず近位結合ポケットに結合し、それから一連のコンホメーション変化の後に遠位ポケットに結合する。ドキソルビシンやミノサイクリンのような低分子量薬剤は、遠位結合ポケットに直接結合する。 2011年12月22日号の Nature ハイライト 医学:がんの能動的免疫療法の成功 宇宙:赤色巨星をうまく受け流した惑星ペア 物理:量子気体における原子ブロッケード 生態:両生類を追い込む3つの脅威 遺伝:線形動物が菌叢を避ける仕組み 医学:マラリア原虫を侵入禁止にする抗体 生理:クリプトクロムはグルココルチコイドの転写を体内時計に合わせて調節する 細胞:ヒストンH2Bへの糖鎖付加修飾 生化学:AcrB薬剤トランスポーターの2つの部位 目次へ戻る