Nature ハイライト Cover Story:一年の間に起こった10の物語:2011年に話題となった人たち 2011年12月22日 Nature 480, 7378 今週号では、2011年に科学研究に大きな影響を及ぼした話題の10人を選び、「Nature’s 10」として紹介する。Natureが選んだ10人は、OPERA実験コーディネーターである物理学者のDario Autiero、「70億人目の赤ちゃんたち」のひとりであるDanica M Comacho、米国環境保護局長官のLisa Jackson、放射線体内被曝の専門家として国会で意見を述べた児玉龍彦、CERNの技術者Mike Lamont、「リンの代わりにヒ素を使う生物」発見の論文をブログで批判した微生物者のRosie Redfield、「表皮電子装置」を開発した物理学者で起業家でもあるJohn Rogers、太陽系外惑星の研究を行っている天文学者のSara Seager、エジプト暫定内閣の元首相であるEssam Sharaf、および長期にわたる論文データ捏造が話題となった社会心理学者のDiederik Stapelである。彼らが科学にどう寄与したのか、それについてはp.437をご覧いただきたい。(News Feature p.437) 2011年12月22日号の Nature ハイライト 医学:がんの能動的免疫療法の成功 宇宙:赤色巨星をうまく受け流した惑星ペア 物理:量子気体における原子ブロッケード 生態:両生類を追い込む3つの脅威 遺伝:線形動物が菌叢を避ける仕組み 医学:マラリア原虫を侵入禁止にする抗体 生理:クリプトクロムはグルココルチコイドの転写を体内時計に合わせて調節する 細胞:ヒストンH2Bへの糖鎖付加修飾 生化学:AcrB薬剤トランスポーターの2つの部位 目次へ戻る