Nature ハイライト

宇宙:天の川銀河には惑星がたくさんある

Nature 481, 7380

今まで知られている太陽系外の惑星のほとんどは、主星の比較的近傍にある惑星を検出する方法を使って発見されており、この種族では太陽に似た恒星の17〜30%程度に惑星がある。しかし、2002年から2007年の間に重力マイクロレンズ法によって収集されたデータの分析から、かなり異なる描像が浮かび上がってきた。この方法では、主星からかなり遠い所にある惑星を調べられる。データから、天の川銀河では1つ以上の惑星を有している恒星は例外的ではなく、むしろそれが普通であることが示された。「スーパーアース」が最も多いタイプの惑星で、恒星のほぼ62%に存在し、52%の恒星にはクールネプチューンに似た惑星が、17%には「木星型惑星」が存在する。

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