多くの人々が栄養補給のためにビタミン剤を口に放りこんでいる。今回、300種を超す藻類について研究が行われ、その半数以上が我々と同じようなことをしているとわかった。こうした藻類は自力でビタミンB12を合成することができないため、外部の供給源に依存しているのである。 A Smithたちは、藻類は必要とするビタミンを細菌から得ているらしいと考えている。彼らが藻類326種の成長について調べたところ、171種がタンパク質合成および成長に重要なビタミンB12の合成能を欠いていることがわかった。 Smithたちはまた、藻類の進化の過程でビタミンB12の合成能はおそらく複数回失われ、その結果数多くの種が細菌との密接な関係を築き上げたのではないかとも述べている。News and ViewsでR Andersonは「ビタミンB12を産生するさらに別の細菌が見つかると思われる」と語っている。