Nature ハイライト 材料:見かけより内部空間の広い結晶 2004年2月5日 Nature 427, 6974 かつてなく広々とした結晶が作られた。O M Yaghi たちは、新しい材料は1グラムあたりテニスコート約17面分に匹敵する内部表面積をもち、これまでの記録を優に5面分も上回っていると主張している。穴だらけの結晶は、化学反応をスピードアップしたりガスを貯蔵したりするのに役立つ。この結晶はスポンジのように分子を吸収することが分かった。この結晶を作成する際に用いられた手法を少し手直しすれば、水素自動車に使われるガスの貯蔵にも利用できる、さらに吸収力の高い材料を作れると考えられる。 2004年2月5日号の Nature ハイライト 遺伝子工学:心臓に優しい魚油を作るマウス 材料:見かけより内部空間の広い結晶 宇宙:連星はトラブルを越えて 地球:放射性元素の時計で地球形成を計る 化学:窒素の固定法 生態:マングローブは魚の大事な保育園 目次へ戻る