Nature ハイライト
計算論的神経科学:方向選択性の神経ネットワーク
Nature 535, 7610
網膜のスターバーストアマクリン細胞(SAC)は、動く視覚刺激の検出の際、方向選択性の計算で重要な役割を果たす。過去のSACの解剖学研究はほとんどがウサギ網膜についてだった。今回K Briggmanたちは、単一シナプスレベルで、マウス網膜の大規模な再構築を示し、SAC樹状突起に入る抑制性および興奮性入力シナプスの分布に、驚くほどの非対称性があることを明らかにした。計算モデルとさらなる生理学的画像化により、著者たちはマウスの種特異的な網膜内回路が、ウサギに比べて小さい眼球サイズに適応していることを示した。
2016年7月7日号の Nature ハイライト
計算論的神経科学:方向選択性の神経ネットワーク
免疫学:ガスダーミンが誘導する細胞死の機序
宇宙物理学:ペルセウス座銀河団に見られる静穏なフロー
化学物理学:極低温分子を制御する
森林生態学:熱帯林の撹乱は生物多様性を低下させる
ウイルス学:フラビウイルスの感染には宿主因子が必要である
ウイルス学:フラビウイルスの感染に必要なシグナル伝達経路
生化学:GPCRでのアゴニスト結合