Nature ハイライト
惑星科学:木星の意外なダイナモ
Nature 561, 7721
木星探査機ジュノーは木星を周回しながら、木星磁場など数々の測定を行っている。今回J Bloxhamたちは、さまざまな深さでの木星の磁場マップを報告しており、この惑星のダイナモ領域から出て行く磁束の大半は北半球の狭い帯状の地域からであり、これが赤道付近で内部へと戻っていることを見いだしている。このため木星ダイナモは、地球とは異なり、厚く一様な殻内では生じていないことが示唆された。
2018年9月6日号の Nature ハイライト
神経科学:空間と時間の統合された記憶
心血管生物学:グルタミンシンテターゼの新しい機能
構造生物学:マラリアのタンパク質を積み荷として宿主細胞内に運び込むトランスロコン
惑星科学:木星の意外なダイナモ
量子物理学:原子を並べ替える
古生物学:哺乳類の生殖様式の起源
生態学:マルハナバチに対するスルホキシイミン系農薬の亜致死性の影響
神経科学:線虫では幼若期のストレスが性成熟に影響を及ぼす
免疫学:免疫のパターン認識におけるALPK1の役割
構造生物学:ピック病で見られるタウ繊維の構造