Nature ハイライト
免疫学:樹状突起伸長の仕組み
Nature 566, 7742
竹田潔(大阪大学ほか)たちは今回、腸内細菌が乳酸とピルビン酸を分泌し、CX3CR1+骨髄系細胞がGPR31を介してこのような代謝物を感知することを明らかにしている。こうした感知によって、上皮の密着結合を通る樹状突起の伸長と腸管内腔からの微生物の取り込みが引き起こされる。著者たちは、この過程が起こると侵襲性の細菌に対する防御免疫が増強されると考えている。
2019年2月7日号の Nature ハイライト
量子物理学:多体物理学の新しい解釈
加齢:レトロトランスポーザブルエレメントが老化細胞でインフラメージングを引き起こす
構造生物学:ついに明らかになったクラスC GPCRの構造
オプトメカニクス:振動子を極限まで追い込む
生化学:自然が作るN–N結合
神経科学:幹細胞機能の翻訳調節
生物工学:CopyCatはマウスで超メンデル遺伝を誘導する
免疫学:樹状突起伸長の仕組み
生理学:腸管の上皮細胞間Tリンパ球が全身の代謝を調節する
がんモデル:がんの成長パターン
細胞生物学:Sec61チャネルの構造