Nature ハイライト
神経幹細胞:微小管を介した神経発生の調節
Nature 567, 7746
脳発生において、脳サイズの拡大は脳室下帯の体積増加と相関する。M Götzたちは今回、こうした脳室下帯の拡大が、間期に微小管形成中心の一部として母中心小体に局在するタンパク質AKNAの活性に依存することを見いだしている。ANKAは、微小管の核形成と伸長を促進するのに必要かつ十分であり、結果として脳室帯からのニューロン前駆細胞の離脱が誘導され、それらの細胞は脳室下帯に定着する。基底膜からの離脱や分離におけるAKNAの役割は、マウス細胞から非ヒト霊長類細胞、ヒト細胞に至る複数の種で、また複数の組織において保存されている。
2019年3月7日号の Nature ハイライト
医学研究:ヒト膵α・γ細胞の可塑性の1型糖尿病治療法としての可能性
量子物理学:量子スクランブリング
物性物理学:ねじれた二次元半導体ヘテロ構造のモアレ励起子
物性物理学:ファンデルワールスヘテロ構造のモアレ設計
物性物理学:ねじれた二次元半導体ヘテロ構造における混成励起子
分子生物学:雌の胚は複製によるストレスと炎症に影響を受けやすい
ウイルス学:コウモリインフルエンザウイルスの種を超えた侵入因子の特定
神経幹細胞:微小管を介した神経発生の調節
生物工学:発酵してカンナビノイドを作る酵母
膜の生物物理学:Gタンパク質共役型イオンチャネルのシグナル伝達