Nature ハイライト
材料科学:高温で強いバルク金属ガラス
Nature 569, 7754
今回、高温で高い強度が維持されるとともに、熱的ガラス形成能も高い新しいバルク金属ガラス群が報告されている。このバルク金属ガラス群は、単純で迅速なコンビナトリアル手法を用い、組成ライブラリー全体にわたって電気抵抗をマッピングし、ガラス形成能と抵抗率を相関付けることによって特定された。得られた新材料群は、高いガラス転移温度、耐酸化性、機械的特性を生かして、高温や過酷な環境条件下で使用する微小な歯車などの小型部品に用いられる可能性がある。
2019年5月2日号の Nature ハイライト
核物理学:核の魔法
発生生物学:腸オルガノイドにおける対称性の破れ
免疫学:FATP2による多形核骨髄由来免疫抑制細胞の調節
分子進化学:適応免疫の進化
材料科学:高温で強いバルク金属ガラス
生命の起源:前生物的代謝回路
言語学:北方の有力集団
神経科学:「クラブドラッグ」で社会的臨界期が再開する
発生生物学:腸を復活させる
構造生物学:セロトニン輸送の仕組みの解明