Nature ハイライト

生化学:合成が中途停止したタンパク質を取り除く

Nature 570, 7762

細胞質リボソームでのペプチド翻訳が停止すると、2つのリボソームサブユニットが解離して再利用過程が開始されるが、合成が停止したポリペプチドは大サブユニットへ結合したままとなる。ペプチジルtRNAの切断と解離には、リボソーム品質管理(RQC)と呼ばれる過程が関わっている。R Beckmannたちは今回、RQC因子であるVms1が停止した複合体と結合している構造について、切断の前と後の状態を報告している。著者らはまた、Vms1活性を刺激するATPアーゼであるArb1がRQCに関わっていることを明らかにしている。

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