Nature ハイライト

構造生物学:古代の遺伝子転位機構

Nature 575, 7783

RAG1/2複合体による抗体の生成過程は、カットアンドペースト方式による転位機構から進化によって生じたものである。これまでの研究で、祖先のRAG1に似た機能を持つTransibというタンパク質が見つかっている。そして今回、D Schatzたちの新しい研究で、Transibの6種類の構造が明らかになった。この一連の構造は転位過程の概要を示しており、転位に際して大規模なコンホメーション変化が起こることが分かった。

目次へ戻る

プライバシーマーク制度