Nature ハイライト
Cover Story:不平等な機会:低所得国および中所得国における小児期の教育と栄養の格差
Nature 577, 7789
栄養は、小児期の罹病率と死亡率の重要な決定要因である。同様に、教育達成度は、小児の健康の重要な決定要因である。今回S Hayたちは2報の論文で、アフリカから中東、アジアから南米に至る約100か国の低所得国および中所得国について、2000~2017年における小児の成長障害と教育達成度を行政区レベルで高分解能マッピングしたことを報告している。どちらの分野でも大きな進捗が見られたが、多くの国に大きな地域格差が残っていることも明らかになった。どの地域の子どもにも可能性はあるが、与えられる機会は地域によって異なるのである。
2020年1月9日号の Nature ハイライト
天文学:反復する高速電波バーストの2例目の位置特定
物性物理学:アモルファス2D材料
ナノスケール材料:プロトンを使ってグラフェン膜の皺を伸ばす
材料科学:ひずませて安定化させる
集団生物学:自律的に維持される捕食者–被食者サイクル
神経科学:探索者の脳
微生物学:宿主の中にバリケードを築いてファージDNAを囲い込む
神経免疫学:社会的行動の調節における全身性炎症の役割
遺伝学:潰瘍性大腸炎における炎症遺伝子の変異
遺伝学:正常組織と炎症が関わる腫瘍組織におけるクローン選択パターン
分子生物学:別の方法によるターゲッティング