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神経科学:別々のドーパミン受容体による条件付けと報酬学習の精緻化

Nature 579, 7800

ドーパミン2受容体は、細胞外ドーパミン(DA)濃度の一過性低下を感知できるが、この「DA dip」の正確な役割とその細胞基盤は、不明なままだった。今回、河西春郎(東京大学)たちは、初期の報酬条件付けの汎化はドーパミン1受容体に依存して起こるが、ドーパミン2受容体を発現する棘状ニューロンが、樹状突起スパインの構造変化によって示される局所的可塑性機構を介して、この学習を精緻化することを見いだしている。

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