Nature ハイライト
物性物理学:磁性トポロジカル物質
Nature 603, 7899
さまざまなトポロジカル物質やトポロジー効果が特定されており、この進歩が2018年のノーベル賞受賞につながった。近年この分野の重点は、磁性体のスピン配置がトポロジカル物質の特性に及ぼす影響についての理解を深めることに移っている。今回B Bernevigたちは、磁性トポロジカル絶縁体と磁性トポロジカル半金属の研究の進展について概説している。彼らは、反強磁性トポロジカル絶縁体MnBi2Te4と強磁性ワイル半金属Co3Sn2S2という2つの物質にスポットを当て、トポロジカル磁性体を特定するための理論的方法と実験的方法について論じるとともに、この分野の将来の研究の方向性についても概観している。
2022年3月3日号の Nature ハイライト
物性物理学:磁性トポロジカル物質
加速器物理学:プラズマ粒子加速器の進展
物性物理学:シリコン上に形成されたトポロジカルナノドメイン
材料科学:炭素同位体の拡散の画像化
エネルギー科学:全ペロブスカイトタンデム太陽電池で新記録
地球科学:冥王代の水和した不均質なマントル
生物地球化学:春の奔流
社会科学:温暖化を抑える要因
神経科学:広域の機構による特異的なニューロン配線の調節
神経変性疾患:FTD/ALS関連バリアントとTDP-43の結び付き
微生物学:肺の微生物相と脳の自己免疫の結び付き
免疫学:重症COVID-19の炎症病態にはcGAS–STING経路が関与する
自己免疫疾患:多発性硬化症の一卵性双生児不一致例研究
細胞生物学:低用量メトホルミンの作用機構
がん:複数のがんに効く薬剤の組み合わせを探す
ウイルス学:構造から判明したラッサウイルスの受容体認識機構
構造生物学:NALCNチャネロソーム複合体の構造と機能