宇宙で初めて星と銀河ができた時、これらの放射する光が中性気体から電子をはぎ取って、荷電イオンが発生した。この過程は「再電離」として知られている。観測結果から、この過程は現在の理論が示すとおり矮小銀河の形成を抑え、星がより大質量の集団を形成するように作用したことが示された。 J S B WyitheとA Loebは、再電離後すぐに銀河から放射された光の大部分が、比較的大きな銀河からのものだったことを示している。これらの銀河は、再電離を引き起こしたと考えられている銀河よりも、数百倍大きい。 WyitheとLoebは、再電離を引き起こし、矮小銀河のそれ以上の形成を抑えることになった矮小銀河の種族が、今後の観測で見つかるはずだと考えている。