Nature ハイライト 視覚:ものの見つけ方 2006年8月17日 Nature 442, 7104 人は普通、雑然とした画像の中から一貫性のある部分を楽に見つけ出すことができ、これは対象認識に欠かせない作業である。しかし、コンピューターアルゴリズムは、自然な視覚条件下でこの作業をあまりうまく行えない。その理由の1つは、これまでの取り組みが、画像上の局所的な演算だけによっていたためである。今回、画像中の目立つ部分をすべて解析し、階層性をもった構造に再構築する画像セグメント化戦略に基づく新しい方法が開発された。この方法は、従前のやり方に比べて速くて正確なのに、得られるアルゴリズムはむしろ簡単である。これは、大きなデータベースの中からターゲットと一致する対象物を見つけ出すのにこのアルゴリズムを使ってみて、実際に証明された。 2006年8月17日号の Nature ハイライト 免疫:鳥インフルエンザワクチンの問題点 宇宙:銀河誕生の瞬間 宇宙:浮上する氷冠 物理:いつでも回転できるスピンキュービット 物理:スキルミオンにかかわる進展 視覚:ものの見つけ方 細胞:幹細胞を元気にするNotch 細胞:がん幹細胞の正体 目次へ戻る