Nature ハイライト

植物:表皮が植物のサイズを決める

Nature 446, 7132

植物のシュート(茎と葉の総体)は、表皮、表皮下、および内部細胞という3種類の組織から作られている。そのいずれか1つが植物体の最終的なサイズを決める鍵を握っているのだが、それがどれなのかという疑問については100年以上にわたって議論が続けられてきた。今回、矮性のシロイヌナズナでブラシノステロイド生合成遺伝子を組織特異的に発現させることによって、その答えが得られた。表皮が、シュートの成長の促進と制限の両方を行っているのである。ブラシノステロイドは化学的にはコルチゾールに近縁の植物ホルモンで、植物の成長にさまざまな作用を及ぼしている。

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